今週の見方【8月18日】銘柄記録

大岩川源太の株トレード基礎技術
ワンランク上を目指す独習ガイド
2024年7月30日出版

今週の見方からの銘柄記録

☆7240NOKは好決算から下がった株価を一気に埋めに来た株式。自動車関連株式であり、オイルシールは日系では7割のシェア。名前の由来通りのシェアであるが、賃上げや国内粗利の低下などから苦しいと思われていた分、この増益は新たな見方を生みそう。目先は為替差益の剥落や自動車の動きを見ないと買い難いが、FOMCなど経て押してくるときならば狙いやすいと考えている。

☆3133海帆は足元はまだまだ未熟であるが、企業体質的に回復してきたと考えている。FCチェーンブームも助けて堅くなり始めているし、国内の売電事業は負担から収益に向かい、海外事業もネパールなどでの水力発電は興味深いところ。クリニックの出店や運用コンサルなども今後生きてきそう。継続の疑義はあるが反発力の強さなど、逆張りに向いていると思う。こうしたタイプをバイオなどからも探し当てて行きたい。

☆7567栄電子は産業・民生用機器向けの電子部品商社。現在は半導体向け部品などの在庫調整で収益がなかなか上がらず、新規事業もなかなか見つからない状態。ただ、円高は同社には有利に働くし、ニッチな部品なども海外からの納入も得意である。剰余金も多く企業体質には問題は無く、こうした低迷時、割安すぎまで売られているときに長期目的で押さえる株式。こうした資産のある下がったままの企業は多い。

☆1890東洋建設は浚渫(しゅんせつ)が得意な企業で、震災時によく活躍した企業。ただ、いつの間にか高配当になっている。災害関連としての湾岸工事や防衛関連工事が順調に伸びてきているし、海外での土木なども順調に伸びている。洋上関連株としても前進しており、誰が新総理になっても、防衛・震災対策・新エネルギーは避けられない状況で、同社のこの下落して反発が鈍い部分は押さえておきたい。赤字転落ではあるが、大型工事が終了と海外事業が為替から苦しい部分。これらは中期的に改善できるだろうし、現在企業の体質改革中である。