今日の見方【8月23日】
基本的には今日は買えない日で、昨日なんかも何故あそこまで買うのかと思ったりします。NY株が調整しましたが、それが当たり前であって、金利低下の幅が0.5といわれてもそこは少し違うから、市場がどのくらい何を織り込んでいるか確認しておきたいです。前回のFOMCで利下げしなかったFRBですから、経済数値は想定の範囲内となるのですが、そうだったらその後は殆ど想定の範囲内だけに、ジャクソンホールでの話しは「想定の状況で経済は順調、金利は効果があったんだから緩やかに低下」となるのが普通で、ここで「急いで下げます」は先の決定を否定することになります。
「そうなる」と言うのではなく、「そういう考えは出来無いのか」という事が大事で、今朝のTVで0.5を2年末までに2回などと言うと、不景気がテーマになってしまいます。今までの流れを考えたら急ぐ理由が大事になるから、金利低下よりか不景気の確認が市場では行なわれると考えるべきなんです。
それが次の雇用統計の数字を知っているとかになったら話は違うし、色々な見方は出来ます。だから、一定のプライド保ったジャクソンホールの会話から、雇用というヒントを残しておいて、9月第1週の雇用統計の数字で考えるというのが正しい順番。だから、ジャクソンホールは大きな問題が出るとは思えないという事になり、市場の反応はAIの判断に任せるとなるのでしょう。
それよりも気になるのは来週28日のエヌビディアの決算発表で、その数字は過去のような爆発的な数字は期待できないが、今後の方向性などの見方を評価する形になると思います。そこで日本の半導体や製造装置、情報通信などの動きが気になるのであり、そういう展開が良い方に進むとは思いにくいんですよね。そういうことを気にしたNYの株価であって、日本株よりも米国株の方が市場に対する動き方が正しいという風に映ります。
まあ、日本株は何か仕掛けられているという見方も出来ますがね。