今週の見方【8月25日】銘柄記録

大岩川源太の株トレード基礎技術
ワンランク上を目指す独習ガイド
2024年7月30日出版

今週の見方からの銘柄記録

☆3133海帆は大きな下落から徐々に回復中。しかし、日経平均ほどの回復は無いという感じ。個人投資家のモチベーションが表われやすい株式だけに、こうした現象は仕方が無いと思う。夏休み明けから今週は投資家も揃いはじめるし、エヌビディアなどの案件は市場にあっても、一応ジャクソンホールなども終わり、峠を越して個人投資家は動きやすくなると思われる。

☆1973NECネッツエスアイは内需型企業でNECの工事部門が独立した企業。DX関連が好調でNEC自身も良くなって同社は繁忙な状況。米国の金融政策の変更から来る為替の変動は、スピード感を増す可能性もあり、内需型に徹底した投資も出てくる可能性は高い。各企業もコスト低下を狙う設備投資には旺盛なだけに、同社のようなIT工事企業は安定した伸びが続くと思う。

☆5803フジクラは電線メーカー大手。産業用の電線から、エネルギー、通信、自動車電装、建設向けなど幅広い製品を製造・販売している。先の決算以降少し株価が上がりすぎたとは思うが、何度も言うように次に市場が調整するときは同社を軸にすべきであろうが、データセンター向けの需要は多くなるし、生成AIに絡む需要も旺盛である。逆張りタイプ。

☆4588オンコリスバイオはジャクソンホールを前に失速。個人投資家の意欲が薄くなったのが原因だろう。ただ、「テロメライシン」を多くの企業が採用しはじめているし、先日もテロメライシンと価格治療を合わせた食道癌の臨床が終わっている報道があった。緑内障の治療も認められて順調な状況。実力有る企業の需給の売りは買い向うのが鉄則で、為替に関係が無いのが強味。