答えが分からない恐怖(9/6大引けの講義)

本当に売り方主導の相場だったと思うのですが、この相場はいかんですよ。為替を円高に持っていった後から先物を叩いてきて、いかにも連動の感触という感じを植え付けさせていいます。ですから、その時の解説は「雇用統計は悪ければ金利が0.5だから下がる」「良かったら0.25だから下がる」という風な、どっちでも下がる気分になるし、先の急落前の時に似たようなムード作っていましたよね。

まあ、どうなるかは自分では分からないのですが、そうした精神を揺らしながらボリンジャーの枠内でやっている感じは、夢中になって恐怖や売り急ぎなどを見たら、そりゃ売り方は大勝利でしたでしょう。雇用統計は悪くないという見通しから、悪いという風に変わってきたし、強気の人が「この場合は安くなる」というのを「この場合」の部分だけ切り取って弱気だと言いはじめているから、真実が本当に良く分からないんですよね。

ただ、自分が思うのは今回は悪い内容でも金利などで対応できる状況であるし、日本も金利は上げにくい状態になっているから、少し前月とは違うと思うんですよ。内需やデータセンターなどは意外に堅調だったことから、売り方がおかしなことしなかったら、今日は何もなかったはずなのです。

買う気配が無いから叩いてみたら面白かったという感じで、後はNY次第でもあるし、売り方が何かしてくるだけという、味気の無いものになるんでしょう。

9337トリドリ、5803フジクラ、3236プロパスト