0.5%の引き下げ(9/19朝の講義)
FRB0.5%利下げ、議長「後手に回らず」:ロイター2024年9月19日
FOMCの結果、金利は0.5%引き下げられてNY株は材料出尽くし、日本の時間外は為替の落ち着きを受けて上昇という形。非常にナーバスだった市場もこれで落ち着くのかと思うのですが、昨日も書いたようにあれだけ騒いでいたら、多くの物が材料出尽くしになります。0.25%だったらちょっと怖い気もしますよね。
いずれにしてもパウエル氏はパフォーマンスが今回は過ぎてしまったために、8月の大きな下落になったという事実は無視しています。まあ、米国では大したことがないから関係ないのでしょうが。会見の中でインフレの傾向はあるが労働市場の問題を話すように、相当、春からおかしかったんですから、少し遅いと自分は思うし、ここで0.5という「劇的」に思わすような動きは、むしろ、少し慌てているように感じました。
労働市場の話をしたのが7月の会合ですから、以前話した景気判断基準が間違っているんですよね。建設など古いタイプの企業は、神亀猿飛で苦しんでおり、USスチールなんてのもそもそも世界の一般鉄鋼業よりもコストが非常に高い状況で、尚且つ長い先まで見たベア闘争ではやってられないでしょう。日本製鉄もあれだけ文句言われるならば、労働者を路頭に迷わす「断念」したら良いと思います。
まあ、本当におかしな流れが今始まっていますから、注意すべき事は多いです。
6981村田製作所、9508九州電力、3434アルファCO