9月29日:今週の市場の見方

能書きは要らないという感じでして、問題は「貴方は総裁選挙で高市氏が勝つと思って買っていたのですか?それで、もっと上がると思ったんですか?」ということ。多くはその前の日には月末の需給や異常に買われる寄与度の高い銘柄、指摘していたように月初めの下落と、月曜の大幅安は経験しており、普通にデイトレは行なっても、引け前にあそこまできたら持続出来るはずが無いです。高市氏が新総裁になったらもっと上がると思うなら話は別となります。自分にはアベノミクスの焼き直し程度で、「ここで金利上げるのはアホや」と話したときにズレていると思ったし、石破新総裁と同じようにキャピタルゲイン増税は話していました。手腕は判らなかったと思います。

それともこの市場が中国の経済政策のことや日本の消費が安定したこと、米国がソフトランディングと思って強気してきた人は、この大幅下落で買えるのではないでしょうか。だから先日もあったように、2500円下まで下がるのではなく、実力の有る買いであったら、そこまでは下がらないで始まってV字回復だと思います。要するに夢を買った人は、それは違ったんだから売却しか無いですが、はじめから中国経済や米国のソフトランディング、日本の金利のストップとか見ていた人が強気ならば買えば良いと思うんですよ。

「じゃ、源太は?」と聞かれたら、この相場ははじめからリバランスに伴う売買が横行していたし、不当な株価の推移と書いて来ました。特にスピード感が出て来たときには「不思議の上げ」と書きましたよね。それで結果的には月曜の下落であるし、月替わりの下落を考えると、需給は当面悪いから買う気がないのです。ただ、自分が思うのは先ほど書いたように、これが本当に世界経済の安定感というので買いに来ていたのならば、好決算狙いの買いだけで十分ですし、先物ほど現物は売られないと思っています。

そういう動きを考えながらやれば良いと思うんですよ。もしもこの相場が買われたことが本当の理由ならば、V字回復すると自分は見ています。各金融機関の後半の運用スタート、GPIFも下がれば資金が有ります。そこに、今度は個人の多くが参加してなかったことから、資金は相当多いはずです。主力だけで良いはずですよ。