10月2日:今日の市場の見通し

昨日の大和レポートでしたか、中国の先の経済対策が不満という書き方でした。殆どのレポートは効果は先だとしても、今までの対応と変わった、経済に舵切った雰囲気を褒めていますが、いきなり満足まで出来るはずはないです。ちょっとおかしなレポートで、為替の流通性や強弱感、市場への影響を考えるから、本当に良くなるには時間がかかるとしても、1カ所を切り抜いたレポートに見えます。

金融政策の難しいのは、自分達が希望の金利に一気に持って行ってしまうと、為替キャリーに変動があったり、少し前に借りた人との差が拡大したりして、やりにくいものなんですよ。クレジットで一ヶ月後の借り換えから変化してきますが、そうしたことは米国で言えば丁度住宅家賃が収まる10月から11月に効果があり、その度合いからちょっと次の調整を考えるという風になります。

だから中国政府の気持ちを組むことが大事であり、それを感じているから買い戻しが拡大しているのですから、なにやら嫌らしい報道が目立ちます。石破さんだって急な組閣の割には自分は好きな布陣で、若干、外務などに不満はあっても実務的な感じだと思います。政策も当面は現状を続ける方針だから、選挙対策への動きに没頭できるでしょう。

メディアで多いのが政治と金の問題で、要するに、切れない問題だと思うんですよ。共産党だって各組合からお金を貰っているから、特に多いところの意見は必ず出してきますし、問題はその会計の仕方と何に使ったのかという事なんですよね。だから、先の問題は選挙で解決は出来無いが、国民の審判をということも大事で、それくらい自民党の問題は大きいという事です。

さてと市場は調整ですが、自分はNYは上がった後だし、日本は引け後に物凄い量のクロスだから、仕方が無い市場だと思っています。「好業績を買う」というシンプルなやり方で良いかと思います。