10月4日:今日の市場の見通し

市場は今を語る売買が横行していますから、今やることが無いのです。しかし目線を少し先におけば、「大統領選挙までは逆張り」という考え方は活きています。問題は抜け出しという部分ですが、昨日朝の水準は難しいと感じる位置なんでしょう。だから少し下がるなというのはありましたが、運用系が分割で増えた日立(6501)のような物をガンガン売るのですが、週足で見たら高い位置なんですよ。そりゃ売るだろうなという気がします。

要するに、この場面はその企業が良い悪いに関係なく玉整理が続くのであり、欧米系もその大勢を取っています。特に米国系は大統領選挙前後に資金を使う傾向があるから、どっちがなっても押し目買いという形になるケースが多いんです。ハリスさんがなったら株が下がるという人が多いですが、石破型と自分は見ていまして、日本のように「言っていたことが違う」という風な言い方はしないで、「気がついて方向修正してきた」なんて言い方して買いまくることが多いのです。

石破さんが株式について「経済のセンターに考えている」という言い方をしました。実は前言の一部を切り取ったマスコミが取り上げた物で、「今は」であるのか、「近い将来」であるのかを書かないんですよね。だから批難されてしまいますが、選挙で不利は間違いないんだから、率先して買いにくいという事になるし、10月後半までは個別対応と思った方が良いと思います。

そういう中で今日は安川電機の決算発表。ファナック、不二越と続いて悪いのですが、第1四半期で悪いのは判っていますし、その数字でも株式は即反転してきました。つまり、市場の織り込みが大事で、強い物は織込んでいるから高いんだという感覚で見ていきましょう。つまり、その株式がどういう反応をするか、その後どう動くかが鍵で、逆に良い物は一般的な見方ぐらいならば、出尽くしになることもあります。

まあ、そう色々思う日なんですよね。