横の広がり(10/15朝の講義)
NYの上昇から日本株も先物が急伸。昨晩は日経平均先物も4万円台。上値の重かった週末相場がガラリと変わってしまった感じである。信用期日の通過した好業績半導体の動きが素晴らしく、6857アドバンテストなどは新値を取っている。また、好業績に対してはファーストリテーリングが市場を牽引している。今後好決算が期待できる銘柄などに市場の物色が変化していく形や、過去に材料視された物が久しぶりに物色対象になっていくことが重要。つまり、個人投資家に自信がよみがえって、総体的に株価が上昇し、全体の株価水準が上がりはじめたら、この市場は目先投資が減って、長期投資を皆が心がけるようになると思う。
要するに、選挙は不明だが、一応、石破政権の流れから来る景気策は良好な経済に乗っているし、これが岸田政権時には批判されていた円安が根底にある事を認識してくれているから、という状況に傾いていった相場になっている。それが日経平均寄与度の高いものだけだった。だらか、ここ数ヶ月はボラが大きくて、今の状況辺りから急に株価が下落するケースが多かった。そうした流れから来るのが、今回は防げるかもしれないと思わせる動きが週末に少し見られた。
NY株は強く、日本株も良好であるが、主力で買われた物はレシオが非常に高くなっているし、どちらかと言えばこの水準は将来的な期待を求める水準。この状況からその真贋(しんがん)を確かめる時間になった瞬間に需給からの影響がきつくなる。今のタイミングはそういう時間で、ここで物色が広がれば良い方向だと思う。そこを確認してから動きます。
4588オンコリスバイオ、3289東急不動産、8058三菱商事