10月16日:今日の市場の見方

この市場ほど厄介なのは初めてじゃないかと思います。過去から恣意的な市場であると何度か書きましたが、ここまで来たら普通に売買できないですよね。地方競馬の怪しいやつに近い形で、昨日の朝一の五分足チャートで確認して欲しいのですが、日立や三菱重工、新日鉄など、今回の主力は一気に売り込まれて、10時前まで寄与度の高い物だけで指数はキープ。やがて、寄与度の高い物にも限界が生まれたら、下がっていた中で半導体関連などが反転して、どうにか維持していましたが、後場になったら何もされないような雰囲気。

いや、朝の売りは強烈でしたよ。その売りから市場は一般株全体が動けなくなり、自分が望んでいた「物色の広がり」はなかったです。日経平均だけを突き上げる動きは、丁度、市場が分かれる11:00ぐらいに、後場への恐怖と4万円台の怖さから急騰しやすくなっており、ここまで来たら外資が買えばピンポン球の上げになる場面。そこで手を引いて売りまくられたら、売り方はその前に入れているから向かえないです。

「市場感覚」を壊れさす動かし方は単純に人を惑わす売買であり、まともに考えたら頭がおかしくなる雰囲気。皆が今日辺りは方向感が無いから、3立会日続いた寄り後の売りもないような気がしますし、逆張りから再度来週から上の雰囲気は作るんでしょうね。いずれにしても今週で「月の20日」を向かえますから、来週は本来の方向性が出ると思いますし、とにかく今日は動きを見ることしか出来無いでしょう。

味で売買はしますが、短期目線が多くて方向性はないと思いますよ。