銘柄記録10月20日:今週の市場の見方
10月20日:今週の市場の見方からの銘柄記録
☆4536参天製薬は目薬で有名。緑内障や加齢黄斑変性など医薬向けの順調な製品が、薬価の下落からドライアイ用の点眼薬を出荷停止して一時期大きく売られた。昨年から筆者は同社の外国での売上げに対しての伸びやインバウンドの効果を主張していたが、当時から6割近く上昇。ここに来て思うのは、同社は米社とライセンス契約を結び、翼状片向け新点眼薬に対しての進捗が良いことなど、国内市場に再びという動きが見えてきた。上手くするともう一段ギアが上がると考えている。
☆2317システナは次世代自動車向けのソフトウェア開発に特化し始めている企業。車載向けの需要が想定以上であり、思惑通り進んでいると言えるが、この考え方にAIの発展などの時代の流れを考えて見ると、自動車での活用や伸びは想像以上に広がってくるだろう。金融向けのDX関連やガバメントクラウド関連も伸びてきている。自社株買い一巡から月替わりの株価の低迷を気にして売ってくるならば、じっくり持つ体制で向うと良いと思う。
☆9742アイネスの自治体向け総合行政情報システム「ウェブリングス」が強みの企業。コロナ当時に大幅に拡大した同事業も案件がなくなり減退。しかし、新システムの導入が決まっており、現在の発展したAI技術に対応し低下無くてはならない自治体も多く、金融や製造業のDX化が活発で、企業内のデータを一括管理するマスターデータ管理製品を直近発売して高評価。後半から収益は盛り返すと思われる。
☆6981村田製作所は中国の景気の状況が良くなく、半導体の需要が落ち込んでいるから電子部品関連は遠慮され、空売りが増加した。横浜港の対中貿易の落ち込みは汎用品など多く、確かに同社や安川電機は売りやすい銘柄である。しかし、今期ではなく来期以降を見たり、スマホから電子部品は復調し始めており、敬遠しすぎる傾向には疑問を感じる。打診して決算後から本格的に考えれば良いと思う。
横浜港、9月輸出額7.9%減 半導体等製造装置が大幅減:日本経済新聞2024年10月18日