銘柄記録11月3日:今週の市場の見方

11月3日:今週の市場の見方からの銘柄記録

☆6701NECは先日書いたように官公庁・企業向けのITサービスが好調。そこに今回はセキュリティ運用・監視データを活用したサービスを提供するという新しい見方も入ってきた。要するに、今回の選挙で各党の発言から見ると、多くの党でサイナーセキュリティや情報の保守について述べており、DX化から相当変わった作業の中で、こうした必要性が本格化してくると思われる。

☆7832バンダイナムコは家庭用ゲームやトイホビーを展開。「ガンダム」「アイドルマスター」などはロングヒットしている。ゲームの評価損が縮小してきたし、「エルデンリング」という追加コンテンツが大ヒットしており、人件費や販売管理費の増加を飲み込んだ格好。特別利益が減っているから決算が読みにくいが、先の決算は非常に大きな物であった。それでも売られたのであるが、この位置なら長期で狙える。

☆6981村田製作所は周囲の不安が先行していたが増益で着地した。しかし、通期はコンセンサス以下の数字で現状維持。市場は先に株価で下がっていただけに、欧州での下振れは読まれていたのだろう。欧州はインフラの普及が遅れており足踏状態であるから、そこが進展したら数字は上がると会社は説明している。会社予想は今期+ 39.2%であるから、会社は期待できる見通しと話すが、コンセンサスはもっと上のちぐはぐ感が今の株価には表われている。

☆3121マーチャントは週末投げが出た感じで一巡感が出た。賃貸不動産や国内企業に投資する企業で、暗号通貨関連として先日は急騰。同社は安定収益確保も行なっており、半導体関連企業へも投資している。従って、投資の対象と市場のテーマが合致すると急に動く性質がある。しかし、同社の足元は相当過去よりも安定してきたし、関西圏へ投資も拡大してきている。現在多くの企業が関東圏から離れてきているのに対応している。