パターンといえばそうなのですが、日本や欧州がロシア・ウクライナ問題で下落しても、米国で戻るという形。米国にとっては遠くの砲声であり、いつもこうした感じなんですよね。特に米国は戦火で下がることは少なく、高い確率でそういう時は反転してきます。冷静さもあるのでして、日本でしたら好決算企業が出ても、このような時は「出尽くし」「好決算売り」という感じで下がりますが、ここで小売りのウォルマートは良い数字でしたし、マーケットの反応も素直です。

市場は今晩のエヌビディアの決算の数字とその先行きに対する反応が気になるようで、沈静化している日本の株に対して、ナスダックが堅いように無理から売ることなく好決算を押さえ、加熱は買わないという冷静さが見えています。だから、日本のように悪く考えて売り叩かれるという風な感じが少ないんですよね。

昨日色々見ていたら、大きく売り込まれた銘柄は上がっています。まだまだ、下がっている物も多いですが、売りが切れたら上がってきます。実に上手い流れを外資は作りますが、個人投資家に取ってみたら、その対象になっていた株式を持っていたら、だらだら下がって、最後局面では下げ幅拡大して、個人がビビッて投げたら底打ち型です。こりゃたまらないですよね。計らい売りの最終局面は最後に大きな下落と知っていても辛いもんです。

それも相場でしょうが、昨日は売りアルゴの強烈さはなかったですが、やはり上値は重い物がありました。今日は源太カレンダー「ポイントの日」で流れが変って来ますから、前場は仕方が無いが後場に強く市場が反応したら、年末ラリーのスタートだと思います。まあ、エヌビディア次第とも言えますがね。