銘柄記録11月24日:今週の市場の見方

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11月24日:今週の市場の見方からの銘柄記録

7270 SUBARUは「トランプ政策禍」の代表格とされ、大きく値を下げてきました。中間決算では+17%の数字を出しましたが、コンセンサスを下回るという見方が売り材料になったようです。自動車業界全体にいえることですが、為替差益がなければ、かなり苦しい状況だったと思われます。ただ、需給要因が強く、市場の過熱から消去法的に売却された側面も大きいのではないでしょうか。同社は米国生産比率が高く、EV以上に自動運転車が注目されていることを考えると、引き続き注目に値する銘柄だと思います。

4680 ラウンドワンの業績は順調で、特に暑い夏には屋内施設がよく利用されたと見られます。今年の冬は例年より気温が低くなると気象庁が予測しており、温暖化の影響で体感温度はさらに寒く感じられるかもしれません。こうした背景から、屋内での娯楽が増える可能性は高そうです。また、米国にも進出しており、好景気が続く米国での施設利用にも期待が寄せられます。

1662 石油資源は原油やガスの開発を主力とする企業で、再生エネルギーにも取り組んでいます。ただ、原油安が業績に影響を与え、北米や欧州での収益が悪化、金融収支も金利低下で縮小し、大幅な減益となっています。しかし、現在の株価水準を考えると、ウクライナ情勢の悪化や中東情勢の不安定さ、さらにはイスラエルや中国・台湾問題を踏まえると、資源関連株には引き続き目を向ける必要があるかもしれません。特にトランプ政権下では情勢が二転三転する可能性もあります。

8136 サンリオは今期決算では76%増という数字が示され、株価にも刺激を与えましたが、短期的な投資が多かったためか、現在は落ち着きを見せています。テーマパークの入場者数が増加し、中国でのライセンス供与が想定以上に伸びたことが、業績を支える要因となっています。同社は事業の変化が見えやすい企業であり、ここからの株価の動きには引き続き注目したいところです。