11月26日:今日の市場の見方

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「市場の行方と情報の捉え方を考える」

自分が懸念しているのは、再び各国の株式が売られることであり、トランプ政策が世界に「負の影響」を与えると過剰に考えすぎることです。実際には、政策の結果がどうなるかは分からない部分も多いですが、「アメリカンファースト」の流れを考えると、消費における変化の可能性が高いように思います。たとえば、百貨店の売上が悪いとされていますが、一方でインバウンド消費の意欲はかなり高く、一人当たりの使用金額も増加しています。この傾向は、インバウンド比率の高い企業にとってプラスに働くでしょう。

こういった状況をどう捉えるかは人それぞれです。悪い部分ばかりに目を向ける人もいますが、自分としてはポジティブに考えたいと思います。これだけ資金回帰による売りが続いたのであれば、その空売り分が買い戻される動きを期待したいところです。昭和的な考え方かもしれませんが、市場全体にこうした気概がなければ、この相場はなかなか上昇しないのではないでしょうか。

もちろん、「上がらなくても良い」と考える人もいるかもしれませんが、自分としてはやはり上昇してほしいと思います。昨晩の海外市場の状況と日本株の引けを見て、もっと大きく反応してくれることを期待していましたが、結局、引けとあまり変わらない先物には少しがっかりしました。無理だと分かっていても、今日は立ち会い中に日本株が抜け出すような動きがあればと思います。

一方で、外資が突然市場に入り、財務長官などが発言すれば相場が下がるといった反応が少なくありません。それに加えて、最近はまたメディアが過剰に動き始めた印象もあります。なぜ日本をネガティブに報道する傾向が強いのかは分かりませんが、このままでは民意が変わり、普通に生活している人々が一夜にして混乱に巻き込まれることになりかねません。

メディアだけでなく、SNSも同様です。「バズる」ことを目的に何でもやる風潮が広がり、CMのためならば詐欺に加担するような広告すら拡散されています。いまだにタモリさんを使った詐欺広告が問題になっていますが、こうした広告を企業が放置しているのは良くないですよね。アメリカや東京が指摘するように、日本はこの点で甘い対応をしていると思います。