どうかひとつ(12/3お昼の講義)

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市場は大分良くなりましたが、ふと考えると、なぜここまで強いのかはっきり分からないんですよね。日経平均は大幅続伸で、前場は前日比667.04円高(+1.73%)の39,180.06円で取引を終えています。ナスダックが高かったり、トランプ氏の影響への恐怖が一巡した、という話もありますが、根本的な環境が変わったわけではないと思うんです。むしろ、心理的な要因や需給の影響が強かったのでしょう。

それにしても、売りが出ている時に悪い話ばかり流すメディアの姿勢は、商売だと分かっていても困ったものですね。今回の上昇を、配当還流や投信の設定資金の影響と見る向きもありますが、それだけならばここで一旦止まる可能性も高いです。価格帯別の出来高が膨らんでくると、選択的な売買が増え、相場が上がりにくくなる展開が想定されます。底上げするような買いが入るのか、個人投資家が積極的に買いたくなる動きが出てくるのか、その辺りが今の不安材料ですね。この動きが半信半疑のまま続くと、材料株がつぶれてしまう危険性もあり、何とか頑張ってほしいところです。

とはいえ、「頑張ってほしい」という気持ちだけでは相場は上がらないものです。円高も進んでいる中、普通なら買い一巡で止まる場面でしょう。ただ、今日は火曜日の後場ということで、市場が個別物色にシフトする可能性も否定できません。自分としては、あまり可能性の高くない上昇を期待している状況です。とにかく、何か「飽きない地合い」がほしいですね。

6232ACSL、7011三菱重工、4883モダリス