12月10日:今日の市場の見方
昨晩、今月切りの先物を全て売却しました。指値で待っていたら売れただけの話ですが、本当に短期売買をしないと、長く引っかかってしまうものですね。昨日の先物の売買を見て、朝に違和感があったため高いところで売ろうと思ったのですが、300円近く一気に上がったのに売りそびれ、後場には買値近くまで下がるという失速。正直、参りましたよ。
最近、先物売買について相談を受けることが増えました。例えば、「37,000円台で売った玉をどうしよう」と聞かれるのですが、反対売買するしかないですよね。「買い戻したらどうですか?」と提案すると、「下がらないんですか?」と聞かれる。それに対して「下がるかもしれないけど、分かりません」と答えるしかありません。自分も先のことは分からないし、こういう市場では誰も確信を持てない状況です。ただ、売って一度上がり、その後38,000円台まで下がったのだから、買い戻してもいいのでは、と思うんです。
でも、「下がらないんですか?」という疑問には、自分がどう思うかを求められているんですよね。確かに自分も下がるかもとは思いますが、投資顧問ではないので決定を求められても困ります。結局、自分で売ったのなら自分で解決するべきだと思います。
こういう市場の動きには答えなんて無いと思います。だからこそ、この市場が難しいんですよね。ただ、私の場合、失敗したら自己売買で対応します。損が埋まるようにデイトレで調整し、その損が回収できたら機械的に手仕舞いします。自分の考えで売買をして、結果的にその方向が間違っていたら、「自分の考えが違ったんだ」と素直に認めて手仕舞いするのが基本です。
よく言われる「思った逆に動いたら投げる」というのは、まさにその通りだと思います。そして、誰かに聞かなきゃならない時点で、それは手仕舞いのタイミングなんですよね。やはり、投資は自己判断が重要です。