アイディアがない(12/11お昼の講義)
だらだらと売り叩かれた前場。下がったとしてもなかなか対応ができず、上がれば売り逃げられるかと思いきや、そのタイミングが掴めないまま結局は「何もしない」状態になりがちです。通常、SQの二日前というタイミングでは逆張り対応がセオリーですが、この雰囲気ではそれも素直に実行できないような、いや~な空気が漂っています。さらに、こういうタイミングに限って「弱気ETF二か月ぶりに高水準」といった記事が流れてきて、全体の雰囲気をさらに悪くしていますよね。
それでも、自分としては、思ったよりも低い位置とはいえ、中間決算が増益になっている事実がありますし、為替の水準を考慮すれば、現状は少し上向きともいえる状況だと思います。また、来期の見通しについても、これまでの予測よりは減額されているものの、増益幅自体は大きいです。こうした背景を考えると、日銀の動きやFRBの金利引き下げが見えてきている現状からすると、この流れもそれなりに理屈は通るのかもしれません。
基本的には、クリスマス休暇に備えた外資の調整と見るべきなのでしょう。ただ、日本市場の流動性が薄すぎて、外資も先物売却に苦労しているように見える場面があります。もしそうした流れが後場で整理されるなら、セオリー通りの展開になりそうです。ロールオーバーも終了すれば、本来の市場の動きが見えてくる可能性があります。
ただ、後場の動きは見られないんですけどね。
6758ソニー、6232ACSL、7898ウッドワン