12月11日:今日の市場の見方

昨日の市場を振り返ると、仲間内のメールで「疲れた」と漏らしてしまうほど神経をすり減らす展開でした。本当にそう感じる市場は、神経質というよりも、あまりにも恣意的な動きが多すぎて、ついて行くのが精いっぱいの状況です。相手の思惑を考えながら板を見つめ、Live中にも解説を忘れて没頭してしまい、気づけば「何か言わなきゃ」と焦る始末。終わったころにはへとへとになっています。本来、ここまで神経を使う市場ではないのですが、需給の影響が今日で一段落するなら、普通は前場で押したら買いが入る場面です。

しかし、市場がそう素直に動かない理由の一つに、NY株が少し疲れているように見えることがあります。クリスマス休暇に備えて、多くの投資家が資金化を進めているようです。特にこれまで相場を牽引してきた人気株に売りが集中しており、エヌビディアはその典型例かと思います。過去を振り返ると、NYダウに新規採用された業種が天井をつけやすいという傾向があります。マイクロソフトやインテルなども一度勢いを失った時期がありました。

このような流れの中、今週末がSQというタイミングでもあり、攻めづらさを感じます。ただ、こういう時こそ割り切りが大事です。トランプ氏を避けて内需株に注目するか、彼の言動をヒントにして政策の延長線上にある銘柄を選ぶのも一つの手でしょう。それなら、気にせず行けるかもしれません。特に、システム系やセキュリティ関連は好業績が続いていますし、DXやITの進展を円滑に支える企業には引き続き注目したいですね。

また、割安株にも目を向けたいところです。最近はTOBやMBOが増えており、割安な企業が注目されるタイミングが増えています。この流れも意識していきたいですね。

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