な~んにも言えねぇ(12/13朝の講義)
頭脳派株式番組「僕らの株時代」をお楽しみください!
12日の日経平均は+476円の3万9849円となり4日続伸。NY株式市場、ダウ平均は6日続落し、調整の動きが続いている。本日はIT・ハイテク株も売られ、ナスダックも反落した。
昨日、ラジオ日経の後場の解説をされていた鈴木さんが「解説しようが無い」とおっしゃっていましたが、自分も後場の13:30から14:30までLiveをしていて、ここまで黙っていたことがないくらい、何度も「言うことが無い」とつぶやいてしまいました。ご覧になっていた方も同じ気持ちだったと思いますが、日経平均はこの位置に来ると下がりやすい傾向がありますよね。それと同時に、一度押してしまうと、3000円単位で大きく下がることがあり、他の銘柄も全部引きずられるように下落してしまいます。
上がる時には寄与度の高い銘柄ばかりが引っ張る一方で、下がる時には、ようやく下げ止まった銘柄もまた下がる。そして今更の悪材料が次々に並べ立てられるので、まずは日経平均の動向を見極めようという流れになるんですよね。その日経平均も決して強いわけではなく、いつものように投げ売りや売り仕掛けがあるわけでもなく、ぼんやりとした換金売りだけで推移している。これでは、その他の株式に手を出すのは難しい状況です。
ここ最近の動きで顕著だった「身動きが取れない市場体質」がそのまま続いているように思います。外資はSQが過ぎればクリスマス休暇に向けて動きを縮小するため、力が入らず、日本人投資家だけでは市場を支えるのは難しい。結果として、この動きが、これまで上がっていた材料株の緊張感を緩ませ、それが下がり始めると投資意欲が一気に冷え込んでしまったという状況ですね。
日銀やFRBの動きが具体化しない限り、この流れは変わりにくいのかもしれません。
8894REVOLUTION、7011三菱重工、9514エフオン