3月21日:今日の市場の見方
「安定感と不安定感が交錯する市場」
ムードは悪いのに、市場は底堅いという流れが続いていて、気持ちが悪い市場でした。底堅いなら最後まで上がって欲しいのですが、3時過ぎから失速し、デイトレも上手くいかないという状況ですね。材料株は上がるものの、止まると急に下がる流れがあったり、前日高い株は材料が出ても上がらないことがあったりします。別に推奨ではありませんが、例えば3927フーバーブレインは、投資先の会社が上場するという話で特別利益を計上しましたが、朝一で買われても結局、前日比マイナスに押してきました。投資の基準が分からなくなりますよね。
まあ、その材料がどうこうというわけではなく、多くの企業がこうした地合いでは材料を見落としがちになっています。バリュー型株も2月の初めに大きく下がった後、AIに向かっていた市場は見向きもしませんでした。ですから、こうした対角狙いが成功したわけですが、基本的には思い込みから来るバイアスが市場に影響を与えています。市場が信用できないという思いから短期売買で食い散らかされている状況ですが、この市場が通常の市場に戻るなら、今安いAI関連の株にも活躍の場があると思います。
ただし、そこには少し変化が必要です。技術を活用したアプリやソリューションが重要だと思うんです。進化させたり、利用させる企業が儲かるような、技術系企業が今安く放置されているのではないかと思います。そこが見落とされていたり、あまり注目されていないだけで、この市場は経済的には不利になると思いますが、それを打破する必要があります。前提が覆るという流れであれば、資産投資ではなく、技術型企業に投資すべきだと感じています。
自分は市場に対して否定的に感じていますが、肯定的に見るなら、そうした地合いが必要だという見方もあります。そして、関税ももうすぐかかってくるので、その影響を受けるトヨタを「逆に買う」というのも良いかもしれません。ただし、課税後に下がってから買う方が良いと思います。先に買う今の市場には、なんだか少しおかしい部分があるように感じています。自動運転の話もありますが、それは2月後半の下げ過程で話していたことですから、今の関税前に買うのはどうかなと思います。
こうした危険性があっても動く銘柄があるという感覚が強すぎて、後場になると盛り上がらなくなり、みんなが相場を見なくなってしまいます。そこに疲れが出ているのでしょう。今は、ぼんやりとした売買で動く方が良いかもしれません。意外に狙える位置にある銘柄も多いと思います。