失意の反発(4/11お昼の講義)

「11日前引けの日経平均株価は反落。前日比1460.55円安の3万3148.45円で前場の取引を終了。」

良いタイミングで先物を押さえたのですが、上昇しても投資家の目先的な感覚が強く、どこか脱力感を感じてしまいます。それは、相当この市場に疲れが見え、意図と市場の動きが合わなくなってきたからです。政府は米国と足並みを揃えようとしていますが、こちらが歩み寄ろうとしても、どんどん下がりながら有利な条件を引き出そうとしている状態ですから、無駄な歩み寄りになりそうだと思います。

防衛費の問題もそうですが、そもそもそれは重要なことだと認識していますし、その予算が膨大であることも理解しています。しかし、軍隊を持たないようにしたのは米国の意図でもあったので、その言い方には違和感を感じます。英国は米国の動きに歩調を合わせる部分もありますし、報復関税に入るEUなどは意外にも米国が切り札を持っているような感じで、友好的な側面が多いように思います。

日本やアジア諸国は歩み寄るだけで、後は欧米で何もなかったかのように動く気がしてなりません。英国はうまく擁護されているように見えますが…。もし夜中に良いニュースがあっても、そんな市場は日本人投資家が失意の中で週末を迎えることになるでしょう。そして、「上がってもいいや」と感じる市場関係者が増えてきたような売買でした。

結局、やる気のある新興株ぐらいしか思い通りにならない感じですね。

8783GFA、296A令和アカウンティング、4812電通総研