メディア操作(4/17朝の講義)

本日、18時よりLive配信します!
マーケットのプロによる市場分析が聞ける1時間です。

「16日の日経平均は−348円の3万3920円となり、3営業日ぶりに反落。NY株式市場でダウ平均は一時974ドル安まで下落し、39669.39ドルで(−699.57)取引を終えました。」

昨日は終日メディアの影響で乱高下が続きました。そう思わない人もいるかもしれませんが、朝からエヌビディアの話題が出ていました。しかし、朝一番でははっきりとした情報がなく、10時過ぎからアルゴリズムによる売りとともに損失額が報じられたり、日本の交渉の難しさについて言及されたりしました。これらはあくまで想像に過ぎないと思います。

特にひどかったのは夕方で、米国が中国に対して240%の関税を課すという話が流れました。その後、昼間に流れた「交渉国は中国との貿易を考えるべきだ」という記事も載せられました。これがきっかけで株価が急落したのですが、その30分後には「中国と米国が正常化のための交渉を行う」という記事が出て急騰しました。その時、重要な交渉の直前に大きな関税が課されることはないと思い、(買っていた)先物を売りました。もし関税をかけるなら、交渉は決裂したことになるはずです。

結局、売った後にエヌビディアの中国貿易での赤字が減少するという情報が流れて、市場が反応しましたが、NYダウがその影響で下がるのは避けられませんでした。何が目的なのかよくわかりませんが、市場を混乱させるような動きが続いていました。こうした市場では、何も動かない時に外資のポジションに合わせて動くことが多く、混乱を引き起こしているように感じました。

実際、米国は中国を排除しようとしており、ここまで来るとイランと同じような扱いを受けているとも言えます。日本は交渉前で、トランプ氏が登場するという状況ですから、即答を求められているということです。

2303ドーン、7011三菱重工、7545西松屋