言ってる尻から(4/17お昼の講義)
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「17日前引けの日経平均株価は反発。前日比291.89円高の3万4212.29円で前場の取引を終了。」
今回の会談について、初期の目的は達成できたと思いますし、市場はその動きを好感しているようです。ただ、どうでしょうか。『早期解決を望む』『最優先だ!』という言葉には、まず同盟国で水準を決めたいという意図があると感じますし、中国に対するけん制も含まれているように思います。中国問題に関しては、現状ではいけないという焦りが見え隠れしています。そのため、個人的には市場の反応が少し変だと感じました。
また、台湾企業TSMCの決算が今日14:30から発表されますが、これも気になります。昨日のNY市場が売られたことを考えると、台湾株も不安定であり、今後の見通しはあまり明るくないかもしれません。今回の決算は良かったとしても、先行きが読みにくいというのが実情です。そして、米国が中国との貿易問題で何かしらの動きをするという話は、やはり不安を呼び起こします。昨日売られすぎたという反動が前場に出ているのかなと思っています。
為替に関しては言及がなかったのは良かったものの、方向感が見えなくなりつつあります。押された株が上がらないという物色傾向は、少し近視眼的な動きが強まっているように感じます。結局、このような動きは徒労に終わることが多いですが、今後の動きに少し注意しながら見守っていこうと思います。
赤沢経財相、日米交渉「車・鉄鋼含む関税見直しを要求」:日本経済新聞2025年4月17日 9:37
7545西松屋、4812電通総研、9433KDDI