正しい上げかぁ?(5/29お昼の講義)
「29日前引けの日経平均株価は反発。前日比633.30円高の3万8355.70円で前場の取引を終了。」
少し気になるのは、途中から指数重視に変わったことです。これによって、個人投資家主体の市場が、単純な物色による指数売買に変わってしまっていると、あまり良くない結果になるのではないかと思います。上がるのはいいことですが、一部の企業が上がれない状況が続いています。たとえば、裁判でトランプさんが「おかしい」と言ったり、エヌビディアの企業決算が良かったからといっても、朝話したように、前者は裁判で負ける人物ではないと思いますし、企業決算は解釈次第でどうにでもなる部分です。
こうした点は、ディスコ辺りの株価の動き方に現れていると思うのですが、根本的には「何が出ても日経平均を上げたかった」という部分があるのではないかと思っています。だから、4万円コールの出来高が多いことや、「上がらない」と刷り込まれた部分を売り込む動きがあったのでしょう。最終的にそれを買わせるための算段だとも考えられます。
しかし、私はどうしてもこういう時は慎重になってしまいます。確かに、自動車株も来ていますし、フジクラも上がりましたが、明日が週末だというのに、ちょっと買い過ぎだと感じています。結果的にどうなるかは分かりませんが、私は慎重にキャッシュポジションを高める方針で行きます。引っかかっている株は多いですから、注意が必要だと思っています。
287A黒田グループ、6298ワイエイシイ、1948弘電社