5/29備忘録：銘柄まとめ（推奨ではありません）

3524 日東製網は人気は少ないものの、漁網の製造を行っている企業です。漁網やその関連機器を取り扱っており、現在は海外での展開が順調です。魚価の上昇や高級魚の人気によって、業績が想定以上に伸びています。ただ、利益に関しては慎重に見積もる企業なので、あまり人気化することはありません。しかし、国内でもクマやサルなどによる被害が増えており、それに対応する形で国内でも業績が伸びています。宇宙ゴミ関連としても注目されています。もし人気化すれば、動きが早い可能性があります。

2929 ファーマフーズは卵黄由来のサプリや化粧品を通販で販売している企業で、以前にも紹介した「機能性食品」関連では、ギャバなどを内外の企業に供給しています。製造コストの上昇は価格改定でカバーしており、ギャバの海外需要が増加しています。また、医薬品の製造受託も増えているとのことです。最近は万博出店を含む宣伝費がかかり、株価が一時的に下落しましたが、来期は順調に回復する見込みです。

9076 セイノーHDは倉庫を中心にロジスティクス事業を展開し、トヨタの車載販売も行っている企業ですが、この自動車部門の動きが読みづらい状況にあります。メンテナンス業務は非常に繁忙しており、販売の減少が市場に嫌気されているようです。しかし、先の決算は悪いというほどのものではなく、長期的な視点で見ていく価値があると感じています。

4323 日本システム技術は独立系のシステム開発企業で、ソフトウェア開発やパッケージ販売を行っています。金融機関向けのパッケージが好調で、研究開発費や賃上げ分を補う形で収益を確保しています。今期は大型案件があり、収益は伸びる見込みです。しかし、市場はこの企業を一過性のものと見ているようで、あまり注目していない様子です。それでも、保険業務支援や医療ビッグデータなど、今後成長が期待される分野が多いため、じっくりと投資していく価値がありそうです。