リバランス(5/30朝の講義)

「29日の日経平均は+710円の3万8432円となり反発。米国株式市場は反発。ダウ平均は117.03ドル高の42215.73ドル、ナスダックは74.93ポイント高の19175.87で取引を終了した。」

久しぶりのMSCIリバランスが買い越しになった模様で、それに伴って先買いが横行し、昨日は非常に違和感のある高さでした。だから、ライブでも何度も言っているように、もし今日高くなったなら問題はありませんが、昨日の動きが強すぎた場合、今日は誰が買うのかという疑問が出てきます。そこにロールオーバーの思惑が加わり、根本的には非常に強い動きに見えます。

昨日の市場は、朝のエヌビディアの好決算による強さから始まり、トヨタなどの問題株が上がってくるならば問題はなかったのですが、結局最後はファーストリテーリングなどの寄与度の高い銘柄で上昇が見られました。なので、良い展開ではあったと思います。さらに、夕場からの安い動きを見てみると、エヌビディアの決算内容は日本ほどの影響はなく、株価が上がった割に周辺の影響はそれほど大きくなかったようです。

そう考えると、どの銘柄を買っていたかという点が重要です。トランプさんの誕生日が近いことから、期待が強く、日米交渉も一巡して実際の関税問題に対する動きとなるでしょう。それを受けた相場は少し考えどころですね。前倒しの注文が多いため、現状は悪くないといえますが、根本的には第二四半期以降は自信が持てない部分もあると思います。

4588オンコリスバイオ、6526ソシオネクスト、1948弘電社