銘柄記録5月30日:今日の市場の見方

5/30備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)

4662 フォーカスシステムズは公共向けのシステム開発に強みを持ち、保守・運用・セキュリティサービスを提供する企業です。独自の暗号システムから外部からの信頼が高いという特徴があります。システム開発の需要は、マイナンバーの使用拡大に伴い増加傾向にあり、今期はその需要が本格化する見込みです。DX化も進んでおり、一般企業にもその影響が広がっています。株価は高水準ですが、他の不安定な企業と比較すると、この水準での上昇は有効だと考えています。

6526 ソシオネクストは、先日、日興証券が「中立」から「強気」への格上げを行いました。しかし、その割には株価の上昇は緩やかで、同社の根拠としては、27年度の業績改善が先取りされている点が挙げられます。データセンター関連は、フジクラの動きからも分かるように、市場で注目されており、指数売買が停滞した際には、こうした関連株に資金が流れる可能性が高いと考えられます。週末に安くなっている場合は、興味深い銘柄になるかもしれません。

3154 メディアスHDは先日のIR交流会で印象に残った企業です。株価は安定しており、じりじりと上昇していますが、待つ投資しかできない状況が続いています。薬価基準の引き下げは影響があるものの、同業他社が経営難に陥った際には、買収による拡大を進めており、現預金を有効に活用しています。スピードと省人化がプラスに働いている点も好材料です。7月にかけて株価の動きが出やすい傾向があるため、この時期には注意を払っておくべきです。

2335 キューブシステムは、金融や行政機関向けのDXを推進しているシステム構築企業です。大型案件やエネルギー関連の成長が寄与しており、今期はそれらを吸収できる価格設定を行っています。しかし、前期は人件費の上昇や不採算案件が影響し、採用増も難航しました。今期は、不採算案件の改善と共に増益を見込んでいます。特に、野村総研との顧客開発が課題であり、効率化を進めることが重要なポイントです。