焦点が分かり難い(6/16お昼の講義)
「16日前引けの日経平均株価は3日ぶり反発。前週末比359.14円高の3万8193.39円で前場の取引を終了。」
この市場で難しいのは、イスラエル・イラン問題が周辺諸国にも冷めた目線で見られている中で、株価が高くなっている点です。アドバンテストの上げ方を見ると、少し冷めた気持ちになってしまいます。焦点の日本製鉄はああいう動きになるのも分かりますし、防衛関連も理解できるのですが、半導体を買う流れが今一つ不明確なんですよね。米国の必要性からすると、どうにかなるとは思いますが、それにしても微妙だなと感じます。
その部分を買うなら、他の電子部品や普通に好業績な銘柄を買う流れになればいいのですが、そこが伸び悩んでしまって、不確定要因を買うようになってしまいます。ドローン関連だって、朝だけは良い流れがあったものの、売り方を慌てさせるには絶好のタイミングとなっただけでした。とはいえ、猛暑に関してもその流れにまで行くわけではないですし、上がっているものの新たな材料というのは少ないですね。
だからこそ、こういった上昇は非常に難しく、セールスマントランプがG7で批判の矢面に立たされ、イスラエルへの非難で盛り上がったりすると、過去の例にあるように、またごね始める可能性も高いです。まあ、彼の芸風もあるのでしょうが、この状況では割り切り系で行くしかないというのが、正直なところです。
怖い相場になっているのに、強いと思える変な相場ですね。
4935リベルタ、3133海帆、3927フーバーブレイン