6月20日:今日の市場の見方

非常に厳しい日だと思っています。ここで止まるか、下に切れるかがポイントですが、各国の状況と株価水準が下がっている中で、日本株はこの需給を活かさないと、厳しい展開になるでしょう。外国人がなぜここまで買うのかが疑問のまま終わりそうです。常識的には、欧米年金の中間決算を控え、投資比率の見直しや配当環流分の先物売りなど、良い材料が見当たりません。それに加え、イラン問題も収束する兆しがありません。

多くの問題がある中で買いが進むのはあり得ないように思えますが、何かしら勝算があるからこそ買われているのではないかとも感じます。好決算を多くの企業が発表していますが、関税の影響次第では第二四半期が厳しくなる可能性があります。先買いのストックが多いため、関税問題に関わらず、第二四半期は厳しい展開が続くと考えています。そうした中で、今日は分岐点となる日になるのではないでしょうか。

また、野党から内閣不信任案が提出されましたが、野党第一党の野田氏は「このトランプ関税と交渉している内閣の邪魔はできない」として拒否しました。本当にその通りだと思います。誰が今対応できるのか、途中で止めることがどれだけ大変かは政治家なら理解しているはずです。

こうした常識的な見地があれば大丈夫でしょうが、玉置代表のように言う人もいるので、この動きについては少し考え、次回の投票に向けて参考にしたいと思います。それが今日の株式相場であり、常識的に自分はどう考えるかが鍵です。弱気ではないですが、本当に何故個別株まで買われたのかが不明な相場は、アンタッチャブルだと感じています。

できることなら、水準が高いところで止まっている好業績株に注目したいです。それが上がらないのであれば、この相場の強さはおかしいということになります。週末なので、雑株は早めに突っ込めば狙えますが、もたもたしていると引けに向けて厳しくなるでしょう。