リスクオンにならない(6/25朝の講義)

「24日の日経平均は+436円の3万8790円となり、4営業日ぶりに反発しました。米国株式市場は大幅続伸し、ダウ平均は507.24ドル高の43089.02ドル、ナスダックは281.57ポイント高の19912.54で取引を終了しました。」

停戦があったのかどうかは不明ですが、各国の発表前に他国の人がSNSに書き込むのは良くないですよね。TVのコマーシャルで流れる「なんとかデカ」のようなもので、まるで世界最強の煽り屋のようです。言えることは、イランは一枚岩ではなく、民兵組織のようなものもあって、国軍とは違う勢力も存在するため、「停戦」と言っても小競り合いが続く可能性はあります。それに対して、イスラエルは判っていながらも本質的には攻撃型です。

こうした状況が収束しても、この市場の最大のポイントは関税問題であり、日本市場はリバランスの動きから需給が読みづらくなっています。したがって、何をしても、同業種内で動きにムラがあり、好決算でも次の良い話が出るまでは持ち続けないという売りが出てきます。

今週のレポートでも触れましたが、「持続性」という部分に関して、短期売買が主流になってきているということです。だから、心の底からリスクオンになれないのであり、一部上がった銘柄を買わなくても、「強い」「凄い」と煽って、自分がさも買っているように見せかける人が多いですが、実際に乗れていない人が大半です。見ている人には孤独感が漂っていると思います。

明日ぐらいから需給は少し良くなるかもしれませんので、今日の突っ込むタイプから理屈に合うものを探していきたいと思います。

7564ワークマン、4323日本システム、9514エフオン