怖い抜け出し(6/26朝の講義)

「25日の日経平均は+151円の3万8942円となり続伸。米国株式市場はまちまち。ダウ平均は106.59ドル安の42982.43ドル、ナスダックは61.02ポイント高の19973.55で取引を終了した。」

昨日の前場の雑な売買に対して、後場からは株価が堅調に推移しました。チャート的には雰囲気が良いのですが、需給要因が主な上昇理由であり、買われている銘柄が絞られているため、少し過熱気味というか、急速に買うには難しい場面だと思っています。今日も需給は良いとは思うものの、下がる株式が多く、「株高」という感じにはどうしてもなれない強さがあります。

経済の好調を反映した買いが進んでいるのであれば、この場面では好業績の銘柄がメインとなるはずですが、実際には小売りや食品関連が中心に売られており、自動車の動きも重いです。ですから、関税問題を気にしながらも、関税問題外の銘柄が売られる展開が続いています。結局、今は情報技術と半導体に絞られている状況ですよね。情報技術については一定の流れがあるので理解できますが、半導体は、2月決算前に急落したのを見ていると、7月後半からは気をつける必要があると思っています。

とはいえ、その懸念を打破するように「それまでは高い」といった掛け声で市場が動いているため、仕方なくそれを受け入れるしかないという部分もあります。それで市場が好調であるならば、この相場にぶつかっているだけだと思えば良いのです。この場面を横で眺めつつ、次のシナリオに向けてゆっくりと進むだけですね。

ただ、半導体のこの上昇においては、売り方がかなり参ったのではないかと思います。

3083スターシーズ、1840土屋ホーム、9514エフオン