銘柄記録6月29日:今週の市場の見方

6/29備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)

7731ニコンは光利用技術に強みを持つ精密機械メーカーで、カメラや半導体露光装置の他、コンポーネント(部品)やサービスを組み合わせたソリューション提供企業への進化を目指しています。会社の予想によると、今期は前年比で大幅なアップを見込んでおり、現在の市場が好調であれば、電子部品まで物色が広がる可能性があります。デジタルマニファクチャリング事業が成長している点にも注目が集まります。

6406フジテックはエレベータやエスカレータなどの昇降機を手掛ける企業で、開発から保守、改修まで一貫して提供する強みがあります。意外にも海外売上高が全体の約6割を占めており、今期の営業利益は前年比+11.0%の161億円となりました。価格改定の効果が増益に寄与しており、為替レートを厳しく見ているため、今期の数字も強くなると予想されています。

4307野村総研(NRI)は野村証券系のシステムインテグレーション(SI)企業で、コンサルティング、システム開発、運用の一貫体制を持っています。市場が半導体一色になっていた中で、同社の株価は揉み合いが続いていましたが、最近、市場が変化し始め、IT技術を持つ企業が注目される可能性が高くなっています。収益は順調に推移しており、市場全体の動向に応じて評価が変わるでしょう。

6384昭和真空はアルバック系の水晶デバイス製造装置を手掛ける企業です。スマホ需要の回復から水晶デバイスメーカーの在庫が一巡し、設備稼働の回転も効き始めています。半導体と同じような動きが見られ、光学系統の回転も進んでおり、この部分が本格的に回転し始めると大きな成長が期待されます。経済の流れに沿った動きをする企業であり、今後が楽しみです。