11月26日:今日の市場の見方
昨日と同じような下落になるのかという気もしますが、その反面、昨日しっかり売った分、月内最終日の今日は売りが出ても前場だけ、という見方も出来ます。そして昨日も何度も話したのですが、確かにエヌビディア関連はきついとしても、半導体全体としては数量は増加していますから、市場の反応は少しおかしいんですよね。過去の新製品で市場がおかしくなった背景には、トランプ氏の政策に対する警戒もありましたが、今後は中間選挙やFRB総裁の交代もあるので、悪い展開ばかりではないと考えています。
問題は、結局のところ“需給”だったという点で、その需給が今年の運用資金として再び市場に戻ってくるのかどうか、ということなんですよね。要するに、市場はそこが読めず不安になり、月替わりという“マジック”もあって、特に今月は資金が入りにくかったという流れです。その状態で月曜から先物市場では売り仕掛けが入り、個人は買う気が無いし、投信も換金しなければならないという流れで、昨日はもう仕方が無かったと思うんです。
今日のNY株やナスダックの動きをちゃんと見れば、新しい物色が出てきていましたし、テーマも新技術とバリューに色分けできていましたよね。日本でもJR各社が朝から強く、結果的に引っ張られても余裕があったように感じます。だとしたら、今日あたりから狙うなら商社や銀行株を見ておくべきで、そこが堅調に推移していったら、市場は“次の運用”が定まりつつあると見て良いと思います。
サンケンなんかも堅かったですし、半導体も少し“変化した物色”になりそうです。よく動きを見ておくことが大事だと思いますね。皆さんが言うほど、悪い市場じゃないと自分は思っているんですがね。
