信じにくい市場環境(11/27朝の講義)

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「26日の日経平均は+899円の4万9559円となり続伸。米国株式市場も続伸。ダウ平均は314.67ドル高の47,427.12ドル、ナスダックは189.10ポイント高の23,214.69で取引を終了しました。」
日々、医者との打ち合わせでかなり忙しいんですが、そんな中で市場が乱高下するので、頭の中を日々改めることが多く、ちょっと困惑しています。米国は金利低下が鍵とレポートで書きましたが、真意としては「なぜこうもコメントが変わるのか」という部分なんですよね。金利低下について、ほんの一週間前は皆が「金利は下がらない」と話していたのに、70%がそういう話だったのに、昨日あたりは80%以上が「金利低下」という感じに変わっています。
だから、本当のところは経済数値も遅効的な数字ばかりで、真意が分からないという状況にありますし、判断しにくいということなんでしょう。だからこそ、出た数字に対しての行動になりますし、消費関連がまとまって強く出てくればインフレ警戒から金利は下げにくいし、労働関係や企業の景況感となると、不景気色が強くなります。
日本の経済数値の発表はもっと遅いという事実も、こういう時に見ておかないといけないですし、肌感ではここまで値上げが続くのなら、金利の少々の上げは仕方ないと思っています。ただ、消費は伸び悩んでいるから、ここで止めたくないという意図もあるし、日銀はバランスシートを正常化させる作業もあるので、大変な状況だと思います。
まあ、そういう中でやる市場はなかなか信じにくく、それでも個人好みがだいぶ頑張ってくれています。5万2000円が見えるようになったら面白いんですがね。
8306三菱UFJフィナンシャル、9432NTT、2492インフォマート
