12月2日:今日の市場の見方

地味な投資に没頭していたお陰で、昨日も被害は少なかったんですが、物色対象がだいぶ広がってきたことで、昨日の下落でも攻めようがありました。しかし、これがまた面倒くさいというか、相当神経を使う売買でして、下がる昨日の市場で握り続けるには、相当な握力が必要になります。金利問題は自分としては相当織り込んでいると思うのですが、昨日のようにAIアルゴが炸裂して連続して売りが出てくると、向かいようがなく、止まるまで待つという流れは非常に難しいんですよね。

だから、安全にあった物を売ることになるんですが、上がった物は上がった物で強いわけだから、今日から異彩を放つ“強い株”になる可能性もあります。要するに降らされているんですよね。下手というか、相場を分かっていないというか…なんですが、その時にメディアが金利上昇時のNY市場の下落や、昨年の5000円安の記憶なんて話をしていたら、どうしようもなく保守的な気分になりますし、我々が金利を消化していても世間が消化していないなら、従うしかないという気にもなるわけです。

そして、強かった株式も他が安いと売り対象になってしまうので、下がり始めたら止まらないという怖さは何度も経験してきました。日経平均が1万円上がる間に、好業績銘柄が半値になるなんて例も多いんですよね。だから、サンリオのように外資が借株で売っている株式は、多くの人が怖くなって投げてしまいますが、それも誰も否定できない話なんです。

だから今日は、そこそこ頑張ってもらわないと駄目でして、5万円が見える位置まで買われないと、結局は“外資次第の相場”。SQに向かって外資が動かなければ、月末に失速してしまう展開もあり得るんですよね。12月入りしたわけですから資金は多かったはずですが、月初大幅安の経験則どおり、逆に月初に益出しして“月の収入確保”という流れになっている感じもします。

毎月続いていても「今月は違う」と感じるんですが、結局は同じことの繰り返し。そして市場に対する信用度が低いと、どうしても保守的に動いてしまいますね。本来は特徴のある株式を信じて投資する時間なのですが。