銘柄記録12月3日:今日の市場の見方

12/3備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)

4902 コニカミノルタ
先日も書いたとおり複合機の中堅で、昔はコニカは仕手戦でよく動きましたし、ミノルタは自動焦点カメラで大きく化けた時期があります。こうした企業は運用系から嫌われることもありますが、技術的に“一芸”を持つことが多く、個人投資家や外資系が好む流れもあります。先日から徐々に値上がりしていましたが、昨日は全体の押しから利食いが出た形。時間はかかるかもしれませんが、悪くない流れだと思っています。リストラや復調から今期の数字は伸びてきています。

9501 東京電力
一時期よく上がりましたが、今回の調整で大きく下押ししました。ただ、原発の再開発やエネルギー問題が根底にある業種ですから、この水準は中期的にはそれほど問題ないと考えています。現在は設備投資などで決算がさえませんが、来期以降は正常化してくると思われますし、分社化によるスリム化が進むことも良い方向だと感じています。

4388 エーアイ
音声合成・音声認識技術を活用したサービスの展開・販売を手がける企業。音声合成が法人向けで伸び始めていますし、企業のグローバル化において「言語の壁」は人を雇うだけでは限界があります。音声合成は防災向けでも拡大していますし、顧客管理システムの方も順調に伸びています。インバウンド需要は単純な翻訳だけでなく、防災誘導などでも必要とされる領域ですから、今後も注目されやすいと感じます。

6506 安川電機
ロボットの世界的メーカー。中国関連の懸念は企業に大きな影響を与えているわけではないものの、そのイメージで嫌われていた部分はあると思います。ただ、フィジカルAIを考えたとき、ファナックとエヌビディアの提携のように、“儲かるのはこの分野”という流れが見えてきます。同社はAIを生かす技術も、監視する技術も持っており、昨日の株価は反応していましたが、今日あたり押してくる場面があれば気になるところだと考えています。