ピンポイント(12/4お昼の講義)

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「4日前引けの日経平均株価は3日続伸。前日比731.56円高の5万596.24円で前場の取引を終了しました。」

日経平均は大幅高です。しかし、寄与度を見るとSBGや東京エレクが効いている一方で、アドバンテストあたりは下がっており、代わりにファナックやファーストリテーリングなどが顔を出しています。つまり、普通に“業績”や“フィジカルAI”というテーマで上がっているんですよね。もちろん何かしらの意図はあるんでしょうが、今日はTOPIXも高いので、市場はピンポイントで狙っているうちに全体が強含んだ、という感じでしょう。

だから、スタート時にはJR関連も安かったですし、東電はずっと下がっていました。しかし、そのあたりのグループが上がり始めると、市場の見方がだいぶ変わってきますし、「あの下げは何だったのか」という雰囲気にも変わってきます。信用損益も好転してきますから、面白くなる展開だと思うんですよね。

ただ気になるのは、昨日の下落が債券の値下がりによる“損金捻出の売り”だった可能性です。もしそうなら、今日は利回りが1.918%まで上がってきていますから、同等の売りがあってもおかしくないと思うんです。それが無いなら、またメディアが危機感だけを煽っていた、という話になるんでしょうし、実際には運用国債の買い付けと、最終利回り国債の買い付けは分類が違いますからね。

まあ、その答え合わせは後場なんでしょう。

135A VRAIN、9501東電、4588オンコリスバイオ