NY離れ(12/4朝の講義)

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「3日の日経平均は+561円の4万9864円となり続伸。米国株式市場は続伸。ダウ平均は408.44ドル高の47,882.90ドル、ナスダックは40.42ポイント高の23,454.09で取引を終了しました。」
市場はNYが高くても、日経平均が高くても、まったく別物の動きになりました。つまり、本来なら昨日は大幅安になってもおかしくなかった──そこを理解することが大事で、結果的に日経平均は寄与度3銘柄で上がったというだけなんです。いや、本当にしんどい一日で、後場には解説する気力もなく、動きは説明できても“なぜそうなっているのか”はかなりの熟練でないと説明できないと感じました。
それぞれの動きには意味があって、国債の引け前の売りなんかも、引き合いがあったように思います。だいたい、国債投資を最終利回りで考えないなんて運用上の否定ですから、仕方がないですよね。制度がおかしいというか、運用の前提が崩れてきたと見ています。なんか悲しい流れですが、少し“おかしくなった世界”で、実際、損保の運用者は「もう頭がついていかない」と話していました。
債券の下落を運用上どう扱うか、その補填をETFで益出ししているという話ですが、金融庁の指導で「儲かっている物を売れ」というのは本当に困ったことだと言っていました。いや、安定利回りで国債を買って、それが下がっても…とは思いますが、国債を投資物件として扱わせるようになったことで、こうした無駄な売りが出てきてしまう。政策投資まで売らせるんですから、企業の底力は半減しますよね。
だからこそ、どうしても“ピンポイントの投資”になるんでしょうね。
6505安川電機、9501東電、4293セプティーニ
