材料(12/5朝の講義)

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「4日の日経平均は+1163円の5万1028円となり3日続伸。米国株式市場はまちまち。ダウ平均は31.96ドル安の47,850.94ドル、ナスダックは51.05ポイント高の23,505.14で取引を終了しました。」
昨日の上げは、日銀が金利上昇を行うことを“織り込み済み”として上がった、と言われています。しかし、その前日は10年国債の金利上昇から債券安となり、大きな売りが出たわけです。同じ金利上昇が理由なのに、全く逆の動きになったわけで、実際には「売り需要があったか」「買い需要があったか」というだけの話なんじゃないか、と思うわけです。
そうなってくると、米国金利下落も“90%は織り込んだ”と言われていますから、材料出尽くしになるんじゃないかとか、日本とは逆に債券価格は上がる方向だから、むしろ債券投資の方が有利じゃないかとか、そういう考え方も出てきますよね。要するに、ここ最近は外資の意図が伴った「ポジショントーク」が市場を駆け巡っていて、根本的には“適当なもの”だと感じています。
そんな今日ですが、昨日上がった株式の中でも、日経平均絡みが危ないという見方が多くなっています。ただ、昨日の解説にもあったように、「フィジカルAI」「AIロボット」という材料で持ちこたえるなら、良い流れになると思うんですよね。しかし、そこが壊れてしまうと、本当に“恣意的なだけの市場”になってしまう気がします。
6471日本精工、6501日立、4575キャンバス
