12月7日：今週の市場の見方

今の市場は、今日形になっても明日どうなるかはまったく別物なんですよね。ですから、昨日も15時から5分足で一本ドンと売られましたが、あれが無ければ全体の方向性が多少は見えたと思うんです。しかし、バラバラの動きになったことで、その後上がっても全く信用されず、「終わった相場」という雰囲気が強くなり、多くが“逃げスタイル”に入っているのが分かりました。

今日は昨日より300円ほど安くスタート。しかし、引け前に100円戻し、安値から見ればそこまで影響は大きくないとも言えます。ただ、精神的に動けない投資家が多いこと、国債価格の下落で週末夜間の安値を知らない人が騒ぎ出すことなど、まともな流れとは言いにくい状況ですよね。本来は中央銀行の政策が変わっていくというだけの話なんですが。

厄介なのは、今日はマスメディアが暗躍しそうな気配があることです。ここから少し市場が変わる場面で、しぶとく買われる株式が出てくると良いんですが、逆に昨日頑張った株が朝イチから売られるようだと、撤退しかないという悲しい相場になってしまいます。本当に質の悪い市場ですよ。

後場からバタバタするので、前場にしっかりした動きを見せてほしいです。
6268ナブテスコ、1815鉄建、9503関西電力

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