12月10日:今日の市場の見方

自分でも少し疲れが出てきた感じがしていて、1月はライブも止めて少し休もうかと思っています。…と言いながら、実はすでに予定が8割埋まっていて、昨日もその打ち合わせをしていました。税理士さんの切り替えや自分の病院などもあって盛りだくさん。そして部屋を見たら、まるでゴミ屋敷のようでして、夏が長かったせいで秋物を出したのに着るタイミングが無いまま冬になり、服も片付いていないし、大量のハンガーや書類、年末調整の紙まで「まだあったのか」という状態。
——つまり、先も見えないし、目先もごちゃごちゃしているのが今の実態なんです。

こういう状況は、今の市場にも似ていると思っていて、金融政策ですら判断しにくいのが現状です。先行きが不透明な経済の中、米国は公開される数字も遅れ気味ですから、判断が後追いになり、行動も遅効的になっている印象があります。
「不景気ではない」と言いつつ、「物価は落ち着いてきた」と言われても、本当にそうなのか疑問が残り、日本でも見極めが難しくなってきています。

日米の中央銀行がどう動くのか——これについてはメディアの論調を鵜呑みにするわけにはいきません。だから今は、自分の手持ちをシンプルにする方向で動き、上がるだろうが下がるだろうが整理をしながら、“残す銘柄と残さない銘柄” を分別しているところです。強い時のように全開ではなく、確実に収益が狙えるタイミングまでは、静かに構えておこうと思っています。

とはいえ、今晩の動きで流れが決まる気もしていますし、この時点で市場が強いということは、悪材料の多くがすでに折り込まれてきたとも言えます。ただ、為替の動きを見る限りでは、金利というより 財政面が意識されている ようにも見えるので、その点は少し気にしておいたほうが良さそうです。

「金利上昇のトーンが弱まった」と言われますが、総裁や財務大臣の説明は最初から特に変わっていませんし、むしろメディアの解釈が極端になっていたものが修正されただけだと感じています。個人的には、利上げはもう1ヶ月ほど先でも良かったのではないか、とも思っていて、もう少し数字を見たい気がしています。