FOMC(12/11朝の講義)
「10日の日経平均は−53円の5万0602円で3営業日ぶり反落。米国株式市場は上昇。ダウ平均は497.46ドル高の48,057.75ドル、ナスダックは77.67ポイント高の23,647.74で取引を終了しました。」
FOMCは想定の範囲内の決着でしたが、やはり先行きの見方にバラつきが多いですね。特に、トランプ氏の影響を受けたと思われる1名の数字が“邪魔”で、中央値が当てにならないという側面があります。ただ、このバラつきは経済指標が遅れて出てくるから「様子見したい」人と、「待っていられないから早く動こう」という人の性格的な違いも大きいんですよね。そこを議長がまとめたのが今回の文言で、基本的には「数字次第とはいえ、来年も1〜2回は利下げありそう」というイメージでしょう。
問題は、この動き方に AIトレードがどれくらい関与したのか という点。今回それほど“売りの出尽くし”にならなかったということは、日本の金利上昇局面でも同じようにAIが反応すると仮定した場合、SQ後の動きは少々厄介になる可能性がある と考えておくべきです。こうした流れの中から、またいろいろな動きが出てくるのでしょうが、さて今日は「下がったタイプ」があっさり買われるかどうかがポイントですね。
需給関係と年末処理を考えると、結局、国債を売ったのも個別株を大量に売ったのも、主役は外国人投資家だったと考えられます。損出しをしながら円安に向かう構図は、金利が上がって国力低下気味の国から、金利が下がる国へ資金が向かう自然な流れとも言えますしね。
まあ、今は余計なことより 素直に好業績を探した方が早そうです。
6506安川、3927フーバブレイン、4323日本システム
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