銘柄記録12月16日:今日の市場の見方
12/16備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)
4063 信越化学
昨日あたりから値動きの質が少し変わってきた印象があります。同社は塩化ビニル樹脂や半導体シリコンウエハで世界シェアを持ち、ケイ素樹脂やフォトレジストなども含めて財務体質はかなり強い企業です。中国の安値輸出で塩ビ市況が痛んだことや、ウエハの在庫調整が長引いたことで減益見通しとなり、これまで半導体相場に全く乗れなかったんですよね。ただ、米国で塩ビがフル稼働している背景には対中関税の問題もありますし、その環境が少しずつ変わってきたことは気になります。また、表に出にくいですがレアアース関連として、溶媒抽出法による分離・精製技術を持っている点も、改めて意識され始めているのかもしれません。
4548 生化学工業
複合糖質の企業として知られていますが、市場では関節疾患関連の開発が話題になりやすいですね。関節機能改善剤は米国では一巡していますし、資材変更による出荷遅延や国内薬価引き下げの影響もあって、数字的にはかなり苦しい局面でした。ただ、売上そのものが大きく落ちているわけではなく、来期見通しを慎重に置いている印象です。外科手術用の癒着防止剤の承認申請や、小野薬品との国内販売提携など、地味ですが改善材料は積み上がってきています。派手さはないものの、状況は少しずつ整ってきていると見ています。
9219 ギックス
データ活用による営業・業務効率化支援を行う企業で、商業施設向けの回遊・分析サービス「マイグル」を展開しています。以前は大型赤字案件が重しでしたが、その案件が収束し、受注活動もようやく正常化してきました。AIの進展も追い風になり、システム開発面では復調の兆しが見えています。「マイグル」の活用が進むことで、人の行動がよりデータ化されていく流れは自然ですし、その点では事業の方向性は分かりやすいですね。10月に買収した子会社ののれん負担で収益は目立ちませんが、来期以降は数字に表れてくる可能性もありそうです。
6268 ナブテスコ
産業用ロボット向け精密減速機で世界シェアを持ち、自動ドアでも同様に強い企業です。中国の投資意欲は回復基調にあるものの、米国関税の影響や高市発言などが重なり、株価は失速していました。ただ、フィジカルAIという文脈で見ると、改めて注目されやすい技術を持っているのも事実です。市場全体が不安定な中では押し目があれば意識されやすい企業ですし、過去に不振だった油圧機関連を売却したことで、収益構造もかなり改善してきています。派手ではありませんが、足腰は強くなってきた印象です。
