下は堅いが・・・(12/18お昼の講義)
「18日前引けの日経平均株価は反落。前日比505.39円安の4万9006.89円で前場の取引を終了した。」
下値が瞬間的に大きく出るのは、先物の板が薄すぎるのが一番の理由でしょう。スタートのような偏った時間帯では、値動きが早すぎて、買いが入る前に下がってしまうんですよね。自分は、ここまで織り込んできた市場なら、瞬間的な影響は出ても、流れ自体は限定的になると思っているんですが、市場はとにかく「その瞬間」を待つ、そんな雰囲気になっています。
ただ、ここで日銀の話が「30年ぶりの利上げ」とか、「今後も正常化まで継続的に続く」といった強い言葉で強調されると、さすがにアルゴの反応は気になります。内容よりも、言葉の切り取り方次第で動いてしまう市場ですからね。
本来は、そうした懸念を気にせず上がってくれたら一番良いんですが、外資系はすでに年末モード、日本人投資家も来年に対する確信が持てないのか、目先中心のディーリング相場になっています。それでも、今日の前場は踏ん張ったと言えば踏ん張ったですし、底堅さは感じました。ただ、ソフトバンク主導の動きが中心になっているので、どうしても相場全体を掴みにくい展開なんですよね。
こういう相場こそ、後場から少し流れが変わってほしいところです。個人投資家が「持っていないのが怖い」と感じ始める空気が出てこないと、相場はなかなか前に進みません。今は一瞬で流れが変わる市場ですから、「もう織り込んだ」という意識を、皆が共有できるかどうか。その一点にかかっている気がします。
まあ、希望でしかないんですがね。
7936アシックス、4063信越化学、8226理経
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