気持ちが萎える(12/18朝の講義)
「17日の日経平均は+128円の4万9512円となり3営業日ぶり反発。17日の米株式市場でダウ平均は4日続落し、終値は前日比228ドル29セント安の4万7885ドル97セントだった。」
昨日の日経平均は、かなり辛抱強い動きだったと思います。ただ、NYの動き方を見ると、一気に昨日の安値を割ってきそうな気配もあって、正直、重たい気持ちになりますよね。自分も「勘弁してよ」という感覚で見ていますし、こういう動きをされると、策が無いというか、気持ちが萎えてしまうのも無理はないと思います。結局は「日銀待ち」というスタイルになりやすく、昨日一度買いが入った分、今日は様子見に回る人も多くなるんでしょう。
とはいえ、昨日の粘りは決して悪くなかったです。しつこく、執拗な買い方も見られて、市場が一瞬ホッとした場面もあったと思います。だからこそ、もう一段、下値の堅さが確認できれば、少し安心感が出てくるとは思うんですよね。ただ、それはあくまで希望であって、実際に始まってみないと分からない、というのが正直なところです。政策決定会合では、やはり論点や金利上昇の「継続性」がどう語られるのかが焦点になるでしょう。
一部のメディアでは「植田総裁は厳しい言い方をするのでは」といった論調もありますが、何度も言っているように、結局は質問の仕方や解釈次第です。実際の会話は、オブラートに包んだ形で、「正常な金利を目指すが、データ次第」という、これまでと大きく変わらない表現になる気がします。ただ、こういう下落の仕方を見ていると、市場が薄い分、どうしてもAIの解釈次第で振らされてしまう印象は強いですよね。
とにかく、今の市場に一番欲しいのは「継続性」だと思います。それが無いと、気持ちも相場も、なかなか前に進めませんからね。
5803フジクラ、6506安川電機、2492インフォマート
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