クリスマス・ラリー(12/22朝の講義)

クリスマスラリーでも、掉尾の一振でも良いんですが、上がるときは上がるだろうな、という感覚はあります。別に週末の夜間先物が高かったからという単純な話ではなくて、日程的に見ると、米国も日本も節税売りがピークだったところで、あれこれと悪材料を後付けでぶつけてきた、その底打ちだったと思うんですよね。
「チャートが壊れた」とか、「データセンターの建設費が高すぎる」とか、需給の話だと皆わかっているはずなのに、あたかも新事実のように扱われたあたりが、いかにも年末らしい動きでした。その中で、先週の水曜・木曜の下値は本当に堅かったと思います。

ですから、週末は日銀の金利決定が「出尽くしになる」と見た人たちが、朝からかなり活発に動いていましたし、売っていた側は買い戻し狙いだったでしょう。実際、発表直後は買い戻しが入り、その後は先に買っていた人の利食いで伸び悩んだ、という流れでしたよね。ただ、今週に入って売り物は一巡している感じがありますし、年内はこれ以上売りたくない人や、株価をある程度持ち上げないと年を越しにくい立場の大口もいるはずです。そう考えると、形としてはクリスマスラリーがあってもおかしくないんじゃないかと思います。

ただし、寄与度の高い銘柄だけがリバウンドして、他の銘柄の戻りが極端に弱いままだと、その先は読みにくくなります。意外とハードルの高い一週間なんですよね。今から買う人が儲かるのも大事ですが、先に買って捕まっている人の銘柄も、少しは安心できる動きになってくれないと、正直しんどいです。まあ、贅沢な話なんですけどね。

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