あけましておめでとうございます(1/5朝の講義)

2026年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

一年が過ぎるのは本当に早いものです。昨年を振り返ると、「儲かって当たり前」と言われた市場ほど、思うように成果が出ない局面では精神的にきつさを感じた一年だったと思います。
古参で多くの銘柄を長く保有してきたホルダー投資家の中には、結果的に大きな利益を得た方も多く、途中で売ったと話しながらも、残った銘柄が想定外の水準まで上昇したというケースも目立ちました。一方で、4月をうまく乗り切った人ほど、夏から秋にかけて苦戦し、10月の上昇以降に資産が減少したという人が多かったのも、昨年の特徴だったように感じます。

昨年の売買の記憶をそのまま今年に引きずるのは、あまり良いことではない気がします。足元ではベネズエラ問題などもあり、スタート時点の反応は読みづらく、トランプ外交も相変わらず難解ですから、今年の売買はより臨機応変な姿勢が求められるでしょう。
中間選挙が後半に向けて市場の材料になりやすい点は意識すべきですが、好き嫌いは別として、この人物だからこそ株価が保たれている側面も否定できません。昨年の関税騒動を経て、米国には依然として資金余力があり、新春のNY市場を見る限り、関税問題のピークは一巡した印象です。金利が緩やかな方向を維持するなら、景気への影響は限定的と見る向きも増えてきそうです。

日本市場については、昨年は一部の銘柄に上昇が集中し、後半は建設、鉄道、製造業など業績の底上げが進む分野が評価されましたが、少しの欠点で売り込まれた銘柄も多かった記憶があります。そうした「物足りなさ」があった銘柄群に資金が回り、個人投資家や遅行型の運用が報われる流れになれば、市場全体の地合いは改善しやすいでしょう。
逆に、昨年と同じような物色が続くなら、景気の良さを背景に日本の金利上昇や、中国関連の不安材料が時折顔を出し、落ち着かない展開になる可能性もあります。

だからこそ今年は、より機敏な対応が重要になりそうです。AIの発展を背景に、フィジカル分野を含めた「実務に直結するAI活用企業」、システムの新展開を担う企業、昨年出遅れた製造業やシステム系、データ提供企業、特殊技術を持つ企業などが、好業績を手掛かりに順に評価されていく形が理想的でしょう。ただし、日経平均は寄与度の高い銘柄が昨年一巡しているため、その先の上値は進展次第と見るべきだと思います。

先週末のNY市場を見ても、好材料には敏感である一方、エネルギーなど必需分野が底堅く推移しています。日本でも、希少金属関連や発電といった分野に資金が向かえば心強いところです。
新春相場はまず、「市場が素直に反応するかどうか」を見極めることが基本になるでしょう。

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