1月8日:今日の市場の見方

東京電力に続き、ROXXや第一稀元素といった銘柄が動き、新春相場としては比較的順当な展開に見えます。ただし、本当にこの流れで良いのかという点については、少し引っかかる部分もあります。足元の環境を考えると、仮にもう一段上を試すような動きが出た場合には、注意が必要だと感じています。SQ通過後は相場がきつくなる可能性もあり、ここからさらに上がるとなると「何を根拠にした上昇なのか」という疑問が出やすい局面でもあります。

相変わらず指数寄与度の高い銘柄が相場を牽引する形で、下がったところから戻る場面は見やすい一方、伸びてきた局面では、どうしても秋口の調整が頭をよぎり、買いづらさを感じてしまいます。ムード自体は悪くありませんが、こうした時ほど、自分の手元のポジションを冷静に見直す必要がありそうです。

ポジショニングについては、やや慎重すぎるくらいでちょうど良いのかもしれません。需給要因で上がっている相場であれば、その継続性が何より重要になりますが、実際には昨日の東京電力のように、上げた分をそのまま埋めてしまう動きも見られました。日立なども含め、主力株の動きは決して素直とは言えず、市場では良し悪しの評価が飛び交うものの、全体としては比較的安易に売買が行われている印象もあります。

自分だけが上値の重さを感じているのかもしれませんが、ワンチャンス的な上昇はあっても、その後の伸びが鈍く、「売るには惜しいが、買い増すには不安が残る」という中途半端な強さが続いています。こうした局面では、何かのきっかけ――アクシデントや資金の切れ目――が生じた際に、理由のはっきりしない下落へ転じることも少なくありません。ベネズエラ問題や日中関係といった外部要因についても、どこかで意識される場面が出てくる可能性は考えておきたいところです。

自分自身、慎重すぎるタイプだとは思いますが、だからこそここまで市場に残ってこられた、という見方もできるのかもしれません。今は無理をせず、相場の変化を丁寧に見極めたい局面だと考えています。