読みにくい展開(1/9朝の講義)

「8日の日経平均はー845円の5万1117円となり続落。米国株式市場はまちまち。ダウ平均は270.03ドル高の49266.11ドル、ナスダックは104.26ポイント安の23480.02で取引を終了した。」

不思議に感じるのは、米国で関税を巡る裁判が話題になり、「不当と判断されたら財政が怪しくなる」といった論調が出ている点です。ただ、日本を見ても沖縄の基地問題など、裁判で不当とされても政策が継続されている例は多く、必ずしも短期で結論が出る話ではありません。
要するに、政府決定に対する不服申し立てがあっても、結果が出るまでには時間がかかり、少なくとも今日明日に市場へ直接影響する話ではない、というのが本来の見識だと思っています。

それにもかかわらず、昨日あたりの売買を見ると、話題が一気に底に集まり、売りが売りを呼ぶような展開になりました。ただ、その動きの多くは材料というよりも需給要因が強く、「少し違うのではないか」という感覚は拭えません。

もっとも、どこかの国際枠組みから抜けるだとか、いかにもトランプ氏らしい発言が続いており、今年もこの人物に振り回される一年になるという印象は変わらないでしょう。共和党的な「小さな政府」という考え方は、支援や保護が薄れ、結果として成功者のみが恩恵を受けやすい社会構造になっていく、そんな方向性にも見えます。

個人的には、「小さな政府」というより「小さな心の政府」に近い印象を持ってしまうのですが、それはさておき、市場は相変わらず大衆心理を動かすのが巧みです。SQについては一昨日から「51500円」という水準が噂されていましたが、あっさりとその線が現実味を帯びてきました。そうなると、「なぜここまで買ったのか」「なぜ売ったのか」が分からない場面も増え、新春相場のはずなのに、どこか疲労感を覚えてしまいます。

ノイズが多い中ではありますが、今は一度立ち止まり、需給と距離感を冷静に見直す時間なのかもしれません。

3027フーバーブレイン、6199セラク、2395新日本科学

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